昭和は「叱って育てる」が当然視された時代でした。その反省から、平成は「ほめて育てる」が流行し、当然視されるようになった時代でした。ところが近年、「ほめ育ての弊害」が日本のみならず世界中で報告されるようになってきました。同時に、脳科学の研究が進み、教育をより科学的に分析し、望ましい結果を出すためには科学的根拠のあるアプローチを取るべきだという議論が活発になっています。
ひなみ塾としては、このような潮流に目を配り、最新の理論やデータも参考にしつつ、同時に「流される」ことなく、「頭でっかち」になることなく、地に足をつけ、日々の実践を通して「生きた情報」を蓄積して、子供たちにとって最良の学習環境を提供することに全力を注いでいます。
その結果、たとえば、以下のようなことが分かってきています。(1)「ほめる」も「叱る」もあまり効果的ではない、(2)子供には様々な傾向性があり、後天的に変化しやすい部分に働きかけつつ、変化しにくい部分に配慮してカスタマイズした方が、成果が圧倒的に出やすい、(3)人間的成長はもちろん、学力の向上についてすら、IQは「決定的要因」ではない。
今回の勉強会では、上記のような論点について、最新の理論やデータとひなみ塾の実践と実績の両方をご紹介しつつ、子供が自ら進んで行動するようになるために、家庭でできることについて学びます。