ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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勉強するときに、集中力を上げるにはどうしたらいいですか。

勉強するときに、集中力を上げるにはどうしたらいいですか。

勉強するときに、ついスマホを見たり、漫画を読んだりしてしまいます。集中力を上げるにはどうしたらいいですか。

相談者: 無記名の相談者(中学生)

「理性では欲望に勝てない」ことを認めることから始めましょう。

みんな、「けじめをつけなきゃ」とは思っているはずです。しかし、ほとんどの人は、スマホや漫画の誘惑には勝てません。お父さんやお母さんも、おじいちゃんやおばあちゃんも、みんなそうだったのです。昔はスマホがなかっただけで、いつの時代も子供の頃にはみんな同じように悩んでいます。


つまり、「理性では欲望に勝てない」のです。まずは、これを認めることから始めましょう。


その上で、2つの方法を提案します。


(1)は、「人の力を借りる」。たとえば、勉強する間はお母さんなど、他の誰かにスマホを預けます。そして、勉強が終わるまでは絶対に返さないように頼むのです。自分の部屋にスマホが置いてあり、手を伸ばせばすぐに届くのならば、必ず欲望に負けてしまいます。今日は勝てても、明日は負けるかもしれません。それよりも、潔く人の力を借りましょう。


(2)は、もっと楽しいことを見つけることです。おやびんも、全くダラダラしないわけではありません。おやびんも、全くダラダラしないわけではありません。しかし、自分の生活を丁寧に振り返ってみると、全くダラダラしないときがあります。それは、たとえば映画の脚本を書いているときです。脚本を書くことは、世界をつくることです。とても難しく、時間やエネルギーが必要ですが、いったん書き始めるとワクワクが止まらなくなり、はやく書き上げたくて、ちょっとでも時間があると、一行でも二行でも書き加えるようになります。「ダラダラする」ということが、頭にも浮かばなくなります。そんな暇があったら、脚本を書きたいので。


特にお勧めなのは(2)ですが、こちらは少々時間がかかります。これほど楽しいことを見つけるのは、誰にとっても簡単ではありません。そこで、まずは(1)から始めてみてはいかがでしょうか。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。