ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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「勉強がすすまない⇒あきらめる」というループになってしまいます。どうしたらいいですか。

「勉強がすすまない⇒あきらめる」というループになってしまいます。どうしたらいいですか。
相談者: 無記名の相談者(中学生)

勉強は「行動」であり、あきらめは「心理」です。

「勉強が進まないからあきらめる」のか、それとも「あきらめるから勉強が進まない」のか。


どちらにも一理ありそうです。


しかし、対処法を今すぐ考えねばならないのならば、答えは一つ。「あきらめる/あきらめない」はいったん置いておき、「勉強を進める」べきです。なぜならば、勉強は「行動」であり、あきらめは「心理」だからです。行動は目に見え、心理は目に見えないからです。目に見えるものの方が対処しやすいのは、当然ですよね。


では、具体的には、どのように「勉強を進める」のか。


まずは、自分が確実にできる「質(レベル)×量」の勉強を計画し、実行してください。「簡単と感じるレベルの勉強×無理しなくてもできる量」です。これならば、絶対に、できますよね。


やりとげたら、必ず「完了した」ことを自分に知らせてあえてください。「事実として完了している」だけでは、不十分です。「完了したと自分が認識し、達成感を味わう」ところまでいってはじめて、本当に完了したことになります。チェック用のカレンダーを作って、〇を書き込んでもいいし、親しい友人に報告メールを入れてもいいし、「今日もちゃんとやった!」と声に出してもいいです。


翌日は、ほんの少しだけ質(レベル)を上げたり、量を増やしたりしてみてください。ただし、欲張ることなく、あくまでも「ほんの少しだけ」にしてください。そうすれば、必ずまた計画通りにやり遂げられるはずです。やり遂げたら、前日と同じく、「完了した」ことを自分に知らせ、達成感を味わってください。


後はこれを続けるだけです。人からほめてもらうよりも、ずっと静かで深い自信やプライドが、じわじわと育ってきます。これは、あきらめと正反対の心境ではありませんか?

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。