ひなみ塾

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国語力を伸ばすにはどうしたらいいですか。

国語力を伸ばすにはどうしたらいいですか。
相談者: 無記名の相談者(中学生)

読書ノートをつけることがおすすめです。

基本は「読み書き」です。ここでは、ひとまず「読み」に絞り込んで説明します。


「読み」とはいわゆる「読書」ですが、やみくもに読めばよいというものではなく、ポイントを押さえて取り組む必要があります。


まず、文法の理解が必須です。特に、接続語、指示語、助詞の3つは、「速く正確に読む」ために不可欠です。たとえば、「だから」が「根拠と主張」や「原因と結果」を結ぶということを理解せずに、効率的な読書はできません。ですから、学校の教科書レベルでよいので、これらの重要項目については一度きちんと勉強し、頭に入れておく必要があります。


その上で、「読書=目の運動」にならないようにする必要があります。読んだことが頭に入っていないのならば、読書は単なる目の運動です。すなわち、読んだことの「再現」と「要約」が読書には必須だということです。


おすすめしたいのは、読書ノートをつけることです。やることはたった二つだけで、一つは「一番気に入った箇所を書き写すこと」、もう一つは「箇条書きでよいので要点をまとめること」です。


最大のポイントは、「本を読んだら読書ノートをつける」と決めてしまうこと。漫然と読んではノートをつけることができないため、必然的にきちんと読むようになります。「丁寧に読み込んだから、読書ノートをつけられる」のではなく、「読書ノートをつけると決めたから、丁寧に読むようになる」のです。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。