ひなみ塾

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効率の良い勉強方法を教えてください。

効率の良い勉強方法を教えてください。
相談者: 無記名の相談者(中学生)

まずは動き出して、その後振り返って、計画を立てます。

効率を求める気持ちは、分かるつもりです。時間には限りがあります。命にも限りがあります。だから、できるだけ効率よく立ちまわり、幸福を最大化したいと考えるのは、当然のことです。


しかし、ここにパラドックスがあります。最初から効率を求めると、結果的にむしろ非効率になることが少なくないのです。


「plan(計画)→do(実行)→see(振り返り)」という、非常に有名なサイクル(物事の進め方)を例に取りましょう。


これは一見、もっともですよね。まず計画を立て、実行し、そして振り返る。それをもとに計画を立て直し、実行し、そして振り返る。これを繰り返すことによって、成長を遂げる。


しかし、やってもいないうちから計画を立てることができるのでしょうか。計画を立ててみたとして、どれほどの中身を伴うことができるのでしょうか。


むしろ、「do→see→plan」の方が、現実的ではないでしょうか。すなわち、まずは動き出して、その後振り返って、計画を立てるということです。


計画なんてなくていい。とにかく、動き出せばいい。がむしゃらにやってみればいい。


そうすれば、振り返る材料を得られるし、中身のある計画も立てられます。


効率化も同じです。


効率なんて、悪くていい。とにかく、動き出せばいい。がむしゃらにやってみればいい。


そうすれば、効率化のヒントはいくらでも得られます。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。