ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

MENU

不審者があとをついてきたらどうしたらよいですか?

不審者があとをついてきたらどうしたらよいですか?
相談者: 無記名の相談者(小学生)

安全は努力なしに手に入りません。

ボクは、アメリカでもかなり治安の悪い地区に長く住んでいました。その時に学んだのは、「安全は努力なしに手に入らない」ということです。


たしかに、日本は治安のよい場所が多いです。しかし、それは100%の安全を意味しません。今この瞬間にも、たとえ数は少なくても、何らかの犯罪に巻き込まれている子供がいるのです。


不審者に遭遇したら、迷わず、走って逃げてください。人通りが多い方に向かって。不審者が近づいてきたら、大声を出したり、防犯ブザーを鳴らしたりしてください。たとえ誰にも聞こえなくても、不審者が「誰かに聞かれたかもしれない」と感じれば、そのまま退散する可能性は十分にあります。


不審者が出るという情報が回ってきている場合には、そもそも一人で行動しないようにしてください。人数が多ければ多いほど、不審者にとっては襲いにくいものです。また、髪が長い場合には、一つに束ねるのを避け、できれば帽子の中に押し込むなどしてください。不審者にとっては、「つかみやすい=襲いやすい」です。


また、天気にかかわらず常に傘を持って歩くのも有効です。不審者が「傘を振り回されると面倒だ」と感じれば、襲われる可能性が確実に下がるからです。


これらの例から分かるように、とにかく不審者に「この子供を襲うのは面倒だ」と思わせること。言い換えれば、「この子供は襲いやすい」と思うようなきっかけを与えないことです。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。