ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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将来の夢は一つが良いですか?多数あっても良いですか?

将来の夢は一つが良いですか?多数あっても良いですか?
相談者: 無記名の相談者(小学生)

いろんな夢をかなえたくなるのは、とても人間的なことです。

人間の欲望には限りがありません。「もっと」という言葉を知っているからです。その言葉を頭の中から消し去ることはほぼ不可能だからです。


たとえ何か素晴らしいものが手に入っても、「もっと」欲しくなる。これが人間です。


だから、いろんな夢をかなえたくなるのは、とても人間的なことです。無理のないことです。


しかし、人生の持ち時間は有限です。あれもこれもやる時間はありません。


「1万時間の法則」という説があります。大雑把に言えば、「何でも、1万時間やると上手になる」という説です。1万時間やるには、1日3時間やったとしても10年かかります。


ボクの人生を振り返ってみると、「武道」「映画づくり」「人前で話すこと」「英語」の4つが1万時間を超えていますが、これらに共通しているのは、「全て20年以上やめずに続けている」ということです。とてつもなく長い時間です。


もとをたどると、8歳の頃から武道の稽古を毎日のように続けたことに行きつきます。当時のボクは、先生や師範代に憧れ、彼らのようになることを夢見て、ひたすら稽古を積み重ねていったのです。その結果、「長年に渡って努力を続けられる自分」になり、今に至っています。


ですから、まずは、1つに絞り込み、それに向かって努力を集中するのが良いと思います。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。