ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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ポジティブに現実を見るにはどうしたらいいですか。

ポジティブに現実を見るにはどうしたらいいですか。
相談者: 無記名の相談者(中学生)

「ポジティブ」に現実を見ようとする必要はないと思います。

「ポジティブ」に現実を見ようとする必要はないと思います。ポジティブであろうと殊更に努力するのは、それ自体がむしろネガティブなことである気がします。「ネガティブであってはいけない」という発想自体が「ない」という否定の言葉を含んでいますから。


個人的には、物事はすべて中立であると考えています。ポジティブな印象も、ネガティブな印象も、人が手前勝手に付け加えているものでしかないということです。「人生万事塞翁が馬」という言葉がありますが、実際には「幸運・不運の浮き沈み」など一度もなく、物事が中立的に起こっているだけではないでしょうか。それを、人が自分の目線で見ては「運がいい・悪い」と喜んだり嘆いたりしているだけだということです。


人は、「事実をありのままに見る」ことがなかなかできないという意味で、「弱者」なのだと思います。その弱さをまずは自覚できれば、物事を中立的に捉えはじめるきっかけにはなるのではないでしょうか。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。