ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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イライラをぶつけられたらどうすればいいですか。

イライラをぶつけられたらどうすればいいですか。

バスケットボールが上手なのにレギュラーのチームに入れてもらえなかったのが原因でイライラしているチームメイトがいます。

相談者: 無記名の相談者(中学生)

問題解決の基本は、原因の把握と、それに対する適切な対処です。

彼の場合、イライラの原因は特定の「人」ではなく、「状況」ですよね。よって、この「状況」をどうにかしない限り、イライラは解消されないと考えるべきです。問題解決の基本は、原因の把握と、それに対する適切な対処ですから。


最も良いのは、彼自身が監督に思いを伝え、監督がなぜこのような判断をしたのか直接聞くことではないでしょうか。その結果、レギュラー入りできれば彼も喜ぶでしょうし、できなかったとしても、納得の行く説明をもらえれば次に進めるのではないかと思います。


気になるのは、誰一人、「イライラをぶつけないで」とも「監督に直接話してみたら」とも、彼に直接伝えていないように見受けられることです。この相談自体、極端に言えば、一種の「陰口」ではないでしょうか。


経験的に、どんなに深刻に見える問題でも、本人に真っ直ぐ伝えてみると、あっけないくらい簡単に問題が解決するものです。「雨降って地固まる」という言葉がありますが、これは真理です。問題を一緒に解決するのは「特別な体験」であり、絆を深める効果があるからです。


ちょっとだけ勇気を出して、一歩踏み出してみてください。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。