ひなみ塾

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実際の殺人事件を題材にした本は、子供が読んだら悪影響がありますか。

実際の殺人事件を題材にした本は、子供が読んだら悪影響がありますか。
相談者: 無記名の相談者(中学生)

本自体の問題ではなく、本と読み手のマッチングの問題です。

そういう本を読みたいのはなぜですか。自分と向き合い、そこを一度考えてみてください。なぜならば、「悪影響」とは、本自体の問題ではなく、本と読み手のマッチングの問題だからです。


特定の本を「有害図書」と決めつけることは、少なくともボクにはできません。しかし、読書が少なからぬ悪影響を読み手に与える可能性は常にあると思います。どんな本であれ、読み手によって、とても強い影響を与えることもあれば、さほど影響を与えないこともあります。全ては本と読み手のマッチング次第だということです。そして、与えた影響が何らかの理由で好ましくないと考えられるとき、「悪影響」というレッテルが貼られるということではないでしょうか。


たとえば、ボク自身、殺人の加害者の手記などをかつて読んだことがあります。読み物としては興味深かったものの、それ以上の大きな衝撃を受けたようには感じませんでしたし、自分の行動パターンがその後変化したようにも思いません。これ自体が、「劇的なマッチングではなかった」ということの傍証ではないでしょうか。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2020年現在22冊)

同時に故郷熊本でも、「自ら気づき、 仲間と学び、社会で動く」ことのできる人財の育成とつながりを目的として活動開始。2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。