ひなみ塾

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結婚をする気にならないのですが結婚をした方が人生は豊かになるのでしょうか。

結婚をする気にならないのですが結婚をした方が人生は豊かになるのでしょうか。
相談者: みみか(大学生)

結婚はひとつの制度です。よって、幸福を保証するものでも、不幸を必然的に招くものでもありません。

結婚はひとつの制度です。よって、幸福を保証するものでも、不幸を必然的に招くものでもありません。
すなわち、結婚すれば人生がより豊かになるわけでもなければ、豊かさを失ってしまうわけでもないということです。



あるデータによれば、幸福と相関関係の高い3大要素は「健康」「良好な人間関係」「自己決定」だそうです。
(ちなみに、「お金」は第4位)人は、心身が健康で、好きな人たちと良い関係の中にあり、自ら選んだことをしているときに、幸せを感じる生き物だということです。



 大切なのは、「結婚するか否か」ではなく「いかにして良好な人間関係を築いていくか」であり、それは結局、「目の前の人を大切にする」ことに尽きるのではないでしょうか。
キリスト教では「自分がしてほしいことを相手にもしなさい」、儒教では「自分がされたくないことは人にもしてはいけない」と教えます。
こういう「当たり前」のことを当たり前に実行し続ければ、人間関係は自然と好転するのではないかと思います。



付随して、関係は「見つける」ものではなく「築く」ものであるということにも気づく必要があるのではないかということも指摘しておきます。
SNSとスマホの掛け算によって「つながる」ことが全人類的なブームになっているようですが、根底には「出会いの分母を大きくして、そこから自分に合う人を見つければ、『いい関係』を手にする確率が最も高くなる」という発想があるのではないでしょうか。
しかし、分母が大きければ大きいほど、ちょっとでも「合わない」と感じるとその人との関係を切ったり軽んじたりしてしまうのではないかと懸念します。



「雨降って地固まる」という言葉があります。
ぶつかり合うこと、その後の気まずさ、そこから関係を修復すること・・・これらを通して関係が深まり、築きあげられ、振り返るとかけがえのないものへと育つ可能性があるということです。
「合う/合わない」という尺度で関係を見つけようとしたり、切り捨てたりしているうちは、この可能性の扉はなかなか開かれないのではないでしょうか。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2022現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。