ひなみ塾

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英語の勉強法について教えてください

英語の勉強法について教えてください。

英語の勉強法について教えてください。

私は英語がとても苦手でどこから手をつけていいのか分からない状態です。

相談者: 無記名の相談者

まずは自分のレベルに合った英語の文章を音読し、丸ごとおぼえてください

苦手なものについては、あれこれ思い悩むよりも、行動を起こすことが先決です。
動いているうちに、きっかけは必ず見えてきます。


そこで、まずは自分のレベルに合った英語の文章を音読し、丸ごとおぼえてください。


ボクはよく、「言葉は統計学です」と言います。
言葉とは、「こう言うのが絶対的に正しい」というよりも、「こう言うことが多い(ので、みんなそう言っている)」という性質のものだからです。


たとえば、「ごはんをよそう」。
ボク自身、学校では「よそう」が最もふさわしい表現であると習ったような気がしますが、日常会話の中では「ごはんをつぐ」という表現をよく耳にしますし、「よそう」よりも簡単で言いやすいこともあり、今の子供の多くは「つぐ」と言っているように見受けられます。実際、今日の日本で「ごはんをつぐ」と言えば、まず確実に通じるはずです。


対照的に、「ごはんを入れる」は「間違い」とまでは言えないし、言いたいことは分かるけれども、ちょっぴり違和感がありますよね。
これも結局は、「ほとんどの人がそうは言わないから」。つまり、「統計的にそうだから」です。


ここから分かるのは、意味が一つ一つの「単語」よりもむしろ、「慣習的な文脈全体」から決まるのだということです。
だから、「単語レベル」ではなく、文脈をよりつかみやすい「文章レベル」で丸ごとおぼえてしまうのが最も効率的なのです。


塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。