ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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ホームステイをする時に注意することはありますか

ホームステイをする時に注意することはありますか
相談者: 無記名の相談者

自分自身の経験から、ホームステイに限らず、留学は全くお勧めしません

自分自身の経験から、ホームステイに限らず、留学は全くお勧めしません。
ほとんどの場合、「留学」という名の「長い休暇」に過ぎないからです。
そしてこれは、個々人の資質の問題ではないと考えます。
つまり、「その留学生が特別に怠け者だったから」ではないということです。


留学するとは、外国語で生活するということです。
すなわち、母国語を奪われるということです。
これがどれほどのストレスであるかは、経験しなければなかなか分からないかもしれません。


まず、外国語でコミュニケーションを取ると、とても疲れます。
なぜなら、相手の言っていることを全力で聴かなければ、分からないからです。
「適当に聞き流す」ということが全くできないからです。
そして、こちらの言っていることが伝わらない場合、100%、英語が拙いこちらが悪いことになってしまうからです。

誰だって、留学した直後は「がんばるぞ」と意気込んでいるのです。
しかし、上記のようなストレスにさらされ続けると、遅かれ早かれ心が折れてしまうのです。
そして、外国暮らしの心細さも手伝って、日本人の友達をつくり、日本語で話すようになっていきます。
実際、非常の多くの日本人留学生たちは、自由時間の多くを日本人と日本語で過ごしています。
すなわち、外国にいながら、日本にいる時よりもむしろ小さな日本人コミュニティで暮らしているのです。


それゆえ、「留学したい」との相談があった場合には、「明確な目的があるか」「留学中に一言も日本語を話さない覚悟があるか」の2点をまずはお聞きするようにしています。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。