ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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めんどくさいと思わず前向きに、どうやったら取り組めますか?

めんどくさいと思わず前向きに、どうやったら取り組めますか?

何もかも、(めんどくさい)と思ってしまいます。

めんどくさいと思わず前向きに、どうやったら取り組めますか?

相談者: 前田直輝

できそうなことからとりあえずやってみて、続けてみる方が、ずっと簡単です。

「何もかもめんどくさいと思ってしまう」というのは、よくあることだと思います。
なぜなら、動物とはそういうものだからです。


ライオンは、満腹のときには獲物が目の前を通っても狩りをしないと言われますよね。


猫は、こたつで丸くなるのが似合います。


する必要のないことをわざわざ一所懸命するような「勤勉な動物」を、少なくともボクは一度も見たことがありません。


動物とはそういうものなのではないでしょうか。
すなわち、動物とは「必要になって初めて動き出す生き物である」ということです。
ならば、これは「怠けている」のではなく、「自然」なことだということになります。


だから、「めんどくさい」と感じたり、物事を放り出してしまったりする自分を責める必要はないと思います。


しかし同時に、物事をきちんと続けないと、学校の勉強が分からなくなってしまったり、部活動や習い事で結果が出なくなってしまったりするのも事実です。

そこで、2つの道筋が考えられます。


(1)「それが必要な状況をつくる」

たとえば、「親友の〇〇君と一緒にサッカーの県大会で優勝する」と決めます。
優勝するためには、練習を一所懸命続ける必要があります。
途中で放り出したら、まず優勝はできません。
きつくても、親友と「一緒に優勝しようぜ」と声を掛け合えば、乗り越えられるかもしれません。


(2)「めんどくさくてもいいから、とにかく毎日続けて習慣にする」

習慣は最強です。
なぜなら、やる気と関係ないからです。
朝の歯磨きが習慣になっている人は、やる気をいちいち奮い起こさなくても、たとえ寝ぼけていても、とりあえず歯を磨いているはずです。
これが、習慣の力です。
1日の例外もなく、毎日3週間続ければ、たいていのことは習慣になると言われています。
そこまでいけば、たとえめんどくさいと感じても、とりあえずやるようになります。



まずは、(1)と(2)で、やりやすそうだと感じた方をやってみてください。


あんまりやる気がないのに、それを無理やり「奮い起こす」ことはとても難しいです。
それよりも、できそうなことからとりあえずやってみて、続けてみる方が、ずっと簡単です。
その結果、だんだん楽しくなってきて、前より少しだけやる気が「起きる」ようになっていきます。

それを楽しんでみてください。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。