ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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勉強をしようと思い、初めの30分はとても集中して勉強するのですが、段々と集中力が切れ、勉強をしなくなってしまいます

勉強をしようと思い、初めの30分はとても集中して勉強するのですが、段々と集中力が切れ、勉強をしなくなってしまいます

勉強をしようと思い、初めの30分はとても集中して勉強するのですが、段々と集中力が切れ、勉強をしなくなってしまいます。

5分ほど休憩してまた始めようとしてもなかなか勉強が手につきません。

どうすればいいでしょうか。

相談者: 映画オタク

「やる気」を出そうとするのではなく、「行動パターン」を形成することが肝要です

「やる気」を出そうとするのではなく、「行動パターン」を形成することが肝要です。

人間は、やる気があるから行動するのではありません。

行動しているうちにある種の興奮状態になり、その状態を「やる気がある」と呼んでいるだけです。


 

初めの30分は集中できるのであれば、その後集中力が切れる「きっかけ」があるはずです。

それを取り除きましょう。

具体的には、その日勉強することを前もって決めておき、使う教材を順序良く並べてから勉強を始めてください。

勉強がひと段落したときに「次は何をしようか」と考えると、その間にせっかくの興奮状態から覚めてしまいます。

これを避けるために、「ひとつ終わったら、すぐに次に取りかける」ことができるように、前もってしておくわけです。

 


次に、休憩についてですが、一般的に、集中力が続くのは1時間弱、長くても1.5時間程度と言われています。

ですから、長時間勉強する場合には上手に休憩を取る必要があります。

原則は以下の通りです。



(1) 休憩時には、目を使わない。
具体的には、スマホやゲームは、脳の休憩にはならないので避けるということです。


(2)体を動かして休憩する。
室内でもできる簡単な運動は脳のリフレッシュに最適です。
全身の大きな筋肉を使う、とても効率の良いエクササイズなので、スクワットが最もお勧めです。
「筋トレまではしたくない」ということであれば、その場で足踏みをしたり、軽くストレッチをしたりするだけでも十分に効果を期待できます。


(3)休憩時間は長くても10分まで。
休憩時間が長いと脳が勉強モードから完全に脱してしまうので、もう一度ゼロから始めねばならなくなります。
勉強は、始めるのが一番難しいですよね。


(4)勉強を再開したときには、気分が乗らなくてもよいので、ともかく手を動かし、作業を始めてください。
勉強し続けているうちに「作業興奮」が起きてだんだん気分が変わってきます。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。