ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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反抗期の子供にどう向き合っていくとよいでしょうか?

反抗期の子供にどう向き合っていくとよいでしょうか?

最近、親の言うことを聞こうとしません。反抗期の子供にどう向き合っていくとよいでしょうか?

相談者: 無記名の相談者(小学生保護者)

反抗的に見えたら、「自立の一歩」です。よろこんでください。

「反抗期」とは、親の目線から見た場合の表現であり、子供の目線から見れば、「自立期」です。


子供が反抗的に見えるのは、親と一体でなくなり、自分の意見を持ち、自分の判断で行動するようになるからであり、それを抑圧しようとする親に反発するからです。


ですから、反抗的に見えたら、「自立の一歩」です。よろこんでください。


その上で、「自立」と「責任」が表裏であること、すなわち、自分の意見を持ち、自分の判断で行動するのを親として歓迎し、尊重するけれども、それは同時に「自己責任」の始まりでもあることを、伝えてください。


「好きにしていいけど、尻拭いまで自分でしなさい」ということです。


権利と義務・責任が表裏一体であることは、家庭内にその方針を徹底することによって早めに「体で分かる」ようにするのが望ましいと考えます。権利意識ばかりが強く、責任感が伴っていない者を「未熟者」と言いますが、スマホやゲームによって「何もかもが自分の思い通りになる」という幻想を幼少期から抱き続けかねない今日、未熟者が拡大再生産される怖れは強まるばかりです。子供自身のためにも、社会全体のためにも、非常に重要なしつけのポイントだと思います。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。