ひなみ塾

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息子の忘れ物や片付けの改善について、何か良い方法はありますか?

息子の忘れ物や片付けの改善について、何か良い方法はありますか?

息子の忘れ物が多くて心配です。部屋の片付けも苦手です。手を出しすぎずにアドバイスや声掛けだけするようにしていますが、改善されません。何か良い方法はありますか?

相談者: 無記名の相談者(小学生保護者)

一切先回りをせず、子供自身が「完了」するよう見守るのが最良の方策です。

一切先回りをせず、子供自身が「完了」するよう見守るのが最良だと思います。


「散らかったら、親が片付けてくれる」と思えば、子供は自分では片づけなくなります。


「忘れ物はないの?」と日常的に確かめたり、忘れ物をしたら親が学校まで持っていったりということを繰り返せば、「忘れ物のことは自分でしなくていい」と子供は学習してしまいます。


それよりも、「そうせざるを得ない環境」を整える方が前向きだと考えます。たとえば、部屋の片付けであれば、子供の友達をどんどん招くようにするのです。散らかりすぎているとさすがにきまりが悪いでしょうから、自然に片付けるようになります。


忘れ物も、させればよいのです。学校で叱られたり、恥をかいたり、不便なことがあったりすれば、「忘れ物をするとこんなに良くないことがある」と学習します。


親の最大の役割は、子供の成長を支え、自立を助けることだと信じます。その視点さえ持っていれば、どうすべきかはおのずから見えてきますし、簡単にはブレないため、子供からの信頼も得やすいのではないでしょうか。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。