ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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子供に教科科目よりも、外国語を優先してほしいという考えは良くないでしょうか。

子供に教科科目よりも、外国語を優先してほしいという考えは良くないでしょうか。
相談者: 無記名の相談者(小学生保護者)

全く賛成できません。

大学教科書を含む20冊の語学書を出版している英語のプロの端くれとしては、全く賛成できません。


外国語は、どこまで行っても「外国語」です。ネイティブには、決してなれません。これは脳科学によっても裏付けられた事実です。


したがって、私たち日本人の英語力は、母国語である日本語のレベルに完全に比例します。


実際、22歳で渡米したとき、ボクの英語力はアメリカ人に遠く及ばなかったばかりか、留学生の中でも下の方でした。しかし、死に物狂いで努力したところ、1年半ほどでアメリカ人からも一目置かれるまでになりました。今振り返っても、比較的短期間でこれだけ上達できたのは、幼い頃からの読書や作文の習慣によって培った日本語力のおかげであると思います。


これはボク個人に限ったことではなく、ひなみ塾の塾生たちを見ても、とりわけ高校生になってから英語が一気に伸びるのは国語力の高い者たちばかりです。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。