ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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今の子供達にとって、ゲームはもはや日常生活に欠かせないものなのでしょうか。

今の子供達にとって、ゲームはもはや日常生活に欠かせないものなのでしょうか。
相談者: 無記名の相談者(保護者)

子供は目の前にあるものを使って、時間を忘れて遊び続けることが出来るものです。

ゲームが子供達にとって面白いものであることは、彼らが熱狂しているのを見れば明らかです。しかし本来、子供は目の前にあるものを使って、時間を忘れて遊び続けることが出来るものです。これを今一度思い起こす必要があると思います。そして、その遊び自体が良質の学びたり得るということも。

たとえば、先日、小学校一年生の男子が塾内の椅子を片付けるのを手伝ってくれたので、「どうせなら、全部同じ高さに積んで、揃えてもらっていい?」とお願いしてみました。すると、彼は3脚ずつ積み重ね始めました。ところが、最後に2脚に余ってしまいました。こちらからは何も言わずに観ていると、彼はしばらく考えてから、別の場所にあった椅子を1脚抱えて戻ってきました。そして先ほど余っていた2脚に新たに抱えてきた1脚を足し、見事に全ての高さを3脚に揃えるのに成功したのです。積み上げられた椅子から一番離れた教室の端に行って、全体を一緒に眺めたのですが、彼の顔には達成感があふれていました。いわゆる「どや顔」です。大いに遊んで、大いに学んで、大いに自信をつけたはずです。

なお、この状況においては、答えが無数にあります。3脚ずつではなく4脚ずつにしてみてもよいし、揃わなかった2脚をどこかに持っていってもよいし、全てを1脚ずつにして並べてもよいのです。一般的に、こういう「オープンクエスチョン」の方がクリエイティブな発想を促しやすいと考えます。そして、こういう問いに取り組むことは、知的冒険であり、子供にとっては血沸き肉躍ることなのです。それを体感する機会が日常の中に散りばめられていれば、ゲームがなくても子供は困らないのではないでしょうか。そして、それは親、学校、そしてひなみ塾のような「第三の場所」が努力と工夫をすれば、十分に実現できると考えます。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2020年現在22冊)

同時に故郷熊本でも、「自ら気づき、 仲間と学び、社会で動く」ことのできる人財の育成とつながりを目的として活動開始。2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。