ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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はじめ易いのに、身体能力が高まる遊びがあれば、ぜひ教えてください。

はじめ易いのに、身体能力が高まる遊びがあれば、ぜひ教えてください。

保育士です。発達年齢に沿った運動が必要だとは思いますが、同年齢の子に比べて、走り方がぎこちなかったり、にょろにょろ縄跳びでタイミングよく跳んだりすることが苦手な子が必ず毎年います。

鬼ごっこなどの遊びの中にもあまり入ってきません。はじめ易いのに、身体能力が高まる遊びがあれば、ぜひ教えてください。

相談者: 無記名の相談者(保育士)

こちらがどこまで適切な「階段」をつくり、一歩ずつ上がれるようにするかです。

運動については、遺伝的な要因が非常に強いと感じています。一般に、親子の遺伝係数は0.7程度らしいのですが(身体から性格的傾向に至るまで)、運動能力は確実に0.7かそれ以上あると見ています。よって、本人には何の責任ないのですから、「運動が得意でない=悪い」ではないということを保護者も含めて分かってもらうことがそもそも必要です。


その上で、こちらがどこまで適切な「階段」をつくり、一歩ずつ上がれるようにするかです。たとえば、ひなみ塾では、それまで逆上がりができなかった子供たちが非常に高い確率でできるようになります。なぜなら、子供にも分かる言葉で語りかけ、適切なステップを踏んで徐々に前進するからです。運動が苦手な子供にとっては、逆上がりはとてつもない急斜面です。簡単には登れるはずがありません。でも、その子供の一歩に合わせて階段を細かく刻めば、登れるのです。ただし、できれば低学年のうちにそういう経験をしておいた方がよさそうだということは付け加えておきます。一般的に言って、高学年ほど時間がかかる傾向があるのは事実ですので。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。