ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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子供(小6)が、現時点で大きな目標を持っていないようなのですが、問題でしょうか。

子供(小6)が、現時点で大きな目標を持っていないようなのですが、問題でしょうか。
相談者: 無記名の相談者

子供の頃に遠大な目標を持っていなくても、大きな問題ではないと思います。

子供の頃に遠大な目標を持っていなくても、大きな問題ではないと思います。自分が子供のときのことを思い出してください。大人になった時の自分どころか、1年後や2年後の自分のことすら、なかなか想像できなかったのではないでしょうか。子供は現在に生きる存在であり、目標は未来に関することですから、「大きな目標を持ちなさい」と大人に言われてもピンと来なくて当然ではないでしょうか。


ひなみ塾では、「目標は手段」と言っています。今をより充実させるために、目標を活用するのです。たとえば、「大工さんになって、家をどんどん建てたい」という目標を、とりあえず立てたとします。「何が何でも絶対に大工になりたい」という強い思いなど、全く必要ありません。そのような思いは経験とともに育つものです。子供の頃は、「嫌じゃない」と感じることならば、目標設定にいくらでも活用すればよいのです。


「大工さんになって、家をどんどん建てたい」という目標ができれば、日光の降り注ぐ屋外で毎日働ける健康な体、他の大工さんと快適に仕事を進められるコミュニケーション力、建物の構造を理解するための数学力(特に幾何学)などが必要だということが、実感を伴って見えてきます。すると、今この瞬間に取り組むべきことして、「健康のために早寝早起きする」「言葉の力を身につけるために国語の宿題をきちんとする」「算数は特に図形に力を入れる」などが自然と浮かび上がってきます。その結果、物事への取り組み方が変化し、今がより充実するようになっていくのです。


目標を持てない子供の中には、点数や順位が「自己目的化」する者が少なくありません。「何のために勉強するか」が分からないため、「点数が上がった」や「順位が上がった」といった「分かりやすい指標」によって「いい気分になること」を求めてしまうのではないでしょうか。子供の頃にそういう時期があっても構いませんが、大人になってからも一生楽しく着々と学び続けられる自分になるためには、できるだけ早く頭を切り替えた方が良いのではないかと思います。そして、そのためのツールとしては「手段としての目標」は有効です。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2020年現在22冊)

同時に故郷熊本でも、「自ら気づき、 仲間と学び、社会で動く」ことのできる人財の育成とつながりを目的として活動開始。2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。