ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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いわゆる「優等生」の殻を破るにはどうすればよいですか。

いわゆる「優等生」の殻を破るにはどうすればよいですか。

子供(小6)は友達と遊ぶのは大好きですし、勉強時間もさほど長いわけではないので、いわゆる「がり勉」ではないと思うのですが、いわゆる「優等生」の殻を破るにはどうすればよいですか。

相談者: 無記名の相談者

自然に殻が破れるような環境に身を置いたり、そのような行動パターンを身につけたりしてみてはいかがでしょうか。

長年に渡ってたくさんの子供たちと接し続けていると、いわゆる「優等生」の方がよほど心配になったりします。なぜなら、いわゆる「いい子」の典型であるその姿は大人や周囲の期待に応え続けてきた結果であり、その子自身も気づかないうちに大きなストレス、辛さ、悲しみなどを溜め込んでいるかもしれないからです。


殻を無理に破ろうとする必要はないと思いますが、「殻を脱がない蛇は死ぬ」という言葉もあります。自然に殻が破れるような環境に身を置いたり、そのような行動パターンを身につけたりするのは有益ではないでしょうか。


「友達と遊ぶのが好き」とのことですが、そこに「多様性」と「チャレンジ」はありますか?ひょっとしたら、遊ぶ相手もすることも固定化されていて、そのメンバーで毎日同じようなことをして遊ぶことが、いつしか単なる同胞意識の確認作業になってはいないでしょうか。


ほんの少しだけ勇気を出して、いろいろな人と遊んでみたり、いろいろな場所に行ってみたり、いろいろなことをしてみたりすれば、子供は「多様性」と「チャレンジ」に自然とさらされることになります。結果、殻を破ろうとするまでもなく、気づかぬうちに殻が破れていくはずです。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。