ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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自意識が邪魔をして、なかなか物事が進みません。どうすればいいですか。

自意識が邪魔をして、なかなか物事が進みません。どうすればいいですか。
相談者: 無記名の相談者

自意識は、実体のないものに縛られる、ある種の錯覚ではないでしょうか。

自意識の「自」、すなわち「自分」とは何でしょうか?


これを確かめるために、自分のこれまでの人生を少しばかり回想してみてください。すると、奇妙なことに気づくはずです。


そうです。そこに「自分」は登場しないのです。回想の中に登場するのは、それらの場面で自分がかかわってきた「人、もの、こと」の方であって、自分自身ではないのです。言い換えれば、「自分」という実体など、そもそもないのです。


ということは、自意識とは、「自分」という「実体のないもの」を意識することであるということになります。いわば、目を凝らして幽霊を見ようとするようなものです。ほとんど錯覚です。そう思えば、気が楽になりませんか?


あるいは、こう言い換えてもいいかもしれません。あなたは蟻の顔を識別できますか?ほぼ確実に、できないはずです。神様の目線で人間を見れば、全く同様ではないでしょうか。この意味において、私たち一人一人は、いわば「点」に過ぎず、本質的には「意味」も「価値」もないのです。


しかし、だからこそ、自由であると、ボクは思います。国宝級の価値のある壺を自由に割れる人は何人いるでしょうか?対照的に、ゴミ捨て場から拾ってきた壺ならば、割ろうと思えば誰でも自由に割れるはずです。価値がないからこそ、むしろ大胆な選択と行動ができるのです。また、どのような価値を育んでいくかも、自分で、あるいは自分たちで、自由に選べばよいのです。


これでもまだ、自意識に縛られますか?

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2020年現在22冊)

同時に故郷熊本でも、「自ら気づき、 仲間と学び、社会で動く」ことのできる人財の育成とつながりを目的として活動開始。2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。