ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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医者として人の命を預かる仕事についており、患者さんとどのようにかかわっていけばよいか悩んでいます。

医者として人の命を預かる仕事についており、患者さんとどのようにかかわっていけばよいか悩んでいます。

特に、患者さんと対等な立場になることが難しいというか、自分の方がある種の「権力者」であるかのように感じられ、もやもやが消えません。

相談者: 無記名の相談者

医師は患者よりも圧倒的に「強者」であり、ある種の「権力者」であると言えます。

患者に向かう姿勢にかかわらず、事実として、医師は二重の意味で「権力者」ではないでしょうか。第一に、医師免許は国家資格であり、免許を持たずに医師として働くことは許されません。その意味において、医師は国家権力の一部です。更に、医師と患者の間には圧倒的な情報格差があります。それゆえ、患者は自らの健康や生命の維持について、医師頼みにならざるを得ません。この意味において、医師は患者よりも圧倒的に「強者」であり、ある種の「権力者」であると言えます。


実は、ボクが公教育にかかわることを選択せず、ひなみ塾を自分でつくった理由もそこにあります。上記と全く同じ理由で、学校の先生は子供たちにとっての「権力者」であり、そのような立場や関係性を選びたいとはどうしても思えなかったのです。


ご相談内容にある葛藤は、「権力者」としてのポジションを選んでしまったゆえに、個人の資質や姿勢にかかわらず背負わざるを得ない十字架であると言ってもよいのではないでしょうか。時が経ちその葛藤が摩滅してしまうのを待つか、それとも葛藤と向き合い続けて自分の中で昇華させていくか。選択は自由ですが、名医と呼ばれる方は後者を選んで前進し続けた方なのではないかと個人的には思います。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。アメリカ長期滞在の経験を生かし、語学関連の書籍も多数執筆。(2020年現在22冊)

同時に故郷熊本でも、「自ら気づき、 仲間と学び、社会で動く」ことのできる人財の育成とつながりを目的として活動開始。2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。