ひなみ塾

自分でゴールを決めて、仲間とともに楽しく工夫しながらやり抜き、感動を生む人を育てる私塾

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算数が苦手です。どうしたら苦手なことが好きになれますか。

算数が苦手です。どうしたら苦手なことが好きになれますか。
相談者: 無記名の相談者(小学生)

苦手なまま好きになるのは、なかなか難しいと思います。

苦手なことがあることは、悪いことではないと思います。好き嫌いも自由だと思います。


だから、苦手なものを無理に好きになろうとする必要はありません。しかし、ある程度でもできるようになれば、嫌いではなくなる可能性が高いです。なぜなら、子供たちを見ていると、「嫌いな科目=苦手な科目」であり、「好きな科目=得意な科目」だからです。逆に言えば、苦手なまま好きになるのは、なかなか難しいと思います。


そこで、今よりも少しでもできるようになるための具体的な方法を、いくつかご提案します。


(1)「絶対にできるところまでいったん戻って、そこからもう1回やり直す」こと。「急がば回れ」は真理です。分からないことばかりやると、そのたびに「できない」という否定的なメッセージを自分自身に送ることになります。物事が前に進まないばかりか、心まで傷つき、いいことは何もありません。それよりも、「できる」と感じる勉強をする方が前向きです。


(2)「一日の中で勉強する時間を決める」こと。


(3)「勉強の事前準備の方法を身につける」ことです。勉強で一番難しいのは、何だと思いますか。実は、勉強の中身ではなく、「勉強し始めること」です。これは、止まっている車を動かすのが難しいのにとてもよく似ています。これについては、「家庭学習のやり方が分かりません。どうすればいいですか」というご質問に対する回答に詳しく書いていますので、そちらをご参照ください。

塾長のプロフィール

ひなみ塾塾長

黒川裕一(くろかわ ゆういち)

1972年生まれ。熊本市出身。

東京大学法学部卒業後、22歳で渡米。インディ系の映画製作に携わりつつ、1997年にコミュニケーション学修士号を取得(映画専攻)。

2003年、世界最大の脚本コンテストであるサンダンス・NHK国際映像作家賞の最優秀作品賞候補にノミネート。 アメリカ長期滞在の経験を生かし、映画のみならず大学のテキストなど語学関連の書籍も多数執筆。(2022年現在21冊)

2001 年秋、「故郷熊本をもっと元気に」 との願いを込め、 「自ら気づき、 仲間と学び、 社会で動く」 ことのできる人財の育成を目的に活動開始。

2002年には同活動の受け皿として「NPO法人ツムリ30」を設立。英語と映画を教材にした学びの実験室である「電影えいご室」(参加者のべ4000人)などを経て、2004年12月に総合コミュニケーションスクール「ことばの学校」を開校。

限定の講座に、関東、関西地方からの遠距離受講者も多数

。2006年には、「学ぶたのしさ、のびるよろこび、仲間との絆の深まり」を理念とした、「六秒塾」(現「ひなみ塾」)を開講、現在、小学校に入る前から一生学べる全17クラス、280名の塾生を抱え、全てのクラスを自ら教えている。